私が体験したブレスワークはクラリティブレスワークと呼ばれていて、カリフォルニア在住のダナ・デロングとアシャナ・ソラリスが行っているもの。リトリートで10日間毎日ブレスワークを行っていました。シャスタ山は有名なパワースポットとして知られていますが、そんな土地の気が強い場所で行ったブレスワークは最強でした!
ブレスワークの宗派というか流れは世界中でいくつかあるようです。有名なところではホロトロピックブレスワークあたりでしょうか。
クラリティブレスワークでは私たちが今体験している事柄のルーツは幼少期の体験を反映していると考えています。そして幼少期の体験は胎内記憶にまでさかのぼります。(事柄によっては過去世にも)私たちがどのように生まれる前に母親の胎内で過ごしたか、どのように生まれたか、をワークの中で解きほどいていきます。
などというと不思議な事柄のように聞こえますね。もっともです。胎児は母親の体の一部ですから、母親が妊娠期間をどのように過ごしたかという気持ちの状態を胎児も感じているということです。
母親が不安に過ごしたからといって不安な子供が生まれてくるというわけでは必ずしもないかもしれません。ですが、自分の感情に不安という要素が強いのであれば、それはどこからきているのか見てみる価値があるかもしれません。
もし今他人との間に見えない壁を感じているのであればもしかして、それは保育器のプラスチックの透明な壁なのかもしれません。生まれてすぐに呼吸をしていないからとお尻を叩かれていたらそこに赤ちゃんながら恐さを感じていたかもしれませんね。
例えば、私は逆子で生まれてきたのですが、逆子は自分で生まれてきたいのに、自分で生まれてこれないので人の手を借りなくてはならないもどかしさ、矛盾を感じています。
イエス・ノーシンドロームとでもいうのか、イエスと言っているのに、なんやかんや自分に言い訳をして(ノーと言って)行動が進まないという傾向があるとか。私には思いあたることがたくさんありますが。
ブレスワークのやり方ですが、リラックスして横になり、胸から頭の先まで息を吸い、その呼吸を循環させて吐き出し、また息を吸うということを繰り返していきます。
この状態を1時間続ける中で、様々な事柄が浮かび上がってきます。私の胎内記憶がでてきたのは初めてのブレスワークのときでした。
初めてのブレスワークでは息をしていなくて(生まれた時に麻酔を使われた?と聞かれました)、常に意識が落ちてしまってアシスタントや先生に起こしてもらう状態でした。
周りの生徒(30人くらいで、メインはアメリカ人とカナダ人)のあまりの自己表現の激しさに(体を動かす、どんどん床を叩く、叫ぶ、泣く、怒鳴る)に私まで、こいつらうるさい!と文句を言っていました。
このリトリートでブレスワーク中にみたものはたくさんありますが、胎内記憶については私が生まれる前に亡くなっていた兄弟との記憶でした。
正直なところ私生まれたくなかったのです。他の人は生まれてこなかった双子の片割れに会ったとか、母親との絆を感じたということを聞きました。
今考えている生きづらさの原因が明らかになって一つ一つ開放されていくと、緊張がほどけ、自由になります。至福感、平和感を感じて体も心も軽くなっていきます。私たちは何度でも生まれ直すことができるのです。
私たちの顔かたちが誰一人同じ人がいないように体験に同じものはありません。ですが、ブレスワークを体験して、他の人と体験を共用すると、みんな大変な現実を抱えていても一生懸命生きているのだ、と実感し、優しい気持ちになります。
ブレスワークの体験をする中で、体がびりびりしたり、重くなるように感じたり、ちくちくする感覚が出ることがあります。
これは私たちは日常生活の中で息を詰めていることが多く(パソコンをしながら息を止めていませんか?)、体がブレスワークがもたらす大量の酸素に反応しているものです。この酸素が細胞を活性化して深層意識にアクセスをする橋渡しをします。
そしていらないものを手放した後生まれた空間には何を取り込みますか。新しい自分、一歩踏み出す勇気、自分に対する信頼、自由。
私がシャスタ山というパワースポットでクラリティブレスワークのリトリートで得たのは変化でした。自分を変えたいのに変わらない現実にうんざりしていて投げ出しそうになっていたのに、ブレスワークが私が行くべき道へとそっと背中を押してくれました。
変化の波はゆっくりと着実に私の生活を変えていって、インドネシアのバリ島での2度目のブレスワークでのリトリートへと続いていきました。
まだまだ伝えたことはたくさんあります。でもまずはクラリティブレスワークを実際に体験してインターネットで読んだことを自分の体験にしてみませんか。
10月14日(日)のワークショップにぜひお申込み下さい。
終了しました。
ご参加ありがとうございました。
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